Starting Point

チューリッヒを拠点に活動する建築事務所Pool Architektenは、展示会などを行うスイスLenzburg（レンツブルグ）の人気スポットStapferhaus（シュタップ ファーハウス）に多様性のあるデザインを取り入れました。建築的な意味で柔軟性を実現し、レイアウトを簡単に変えたいという今回の課題には、従来のように壁を作ることは適切なソリューションではありませんでした。

Solution

遮音材を吸音生地Alex（アレックス）で挟んだAcoustic Divider Vario(アコーステックディバイターバリオ)が採用されました。展示品や用途に応じて部屋を広く使ったり、あるいは小さめのスペースに間仕切ることが可能になりました。これによって、さまざまなブースが混在する中で、他のブースのノイズを遮り、それぞれの室音環境を大幅に向上させることができます。またこの建物のロビーやカフェの明るさを落とすため、遮光ファブリックSecret(シークレット)を選びました。もうひとつの課題は、2階にある高さ5メートルの窓から入る光を遮ることでした。インテリアにマッチする特注カラーで仕上げたファブリックUmbria R(ウンブリアR)の電動ローラーブラインドを取り付けることで美的そして動作的な課題を解決しました。