選ばれる理由
ロールスクリーンとバーチカルブラインドは、どちらも素材感と空間調和に優れていますが、その設計思想と特徴には明確な違いがあります。
以下は、同じ観点で比較した際のそれぞれの魅力です。
1. 素材感(一般的な素材との違い)
ロールスクリーン:

一般的にはアクリル樹脂コーティングやPVCラミネート製が採用されていますが、クリエーションバウマンは生地として織り上げ、生地感を失わないような加工を施しています。
この仕上がりを実現できるロールスクリーンは、クリエーションバウマンの製品しかありません。
バーチカルブラインド:

一般的にはポリエステル・ガラス繊維・PVCラミネート製が主流ですが、クリエーションバウマンはスラットを127mm幅で一本ずつ織り上げる独自技術を採用。
この仕上がりを実現できてるバーチカルブラインドは、クリエーションバウマンの製品しかありません。
2. 空間の調和
ロールスクリーン:

閉じたときにフラットな面を構成し、壁面のように見せることができます。
光を遮りながらも、素材の透け感が柔らかな印象を残し、空間全体をやさしくまとめます。シンプルな面構成が、モダンで静かな印象を与えます。
バーチカルブラインド:

スラットが生む縦のラインが、光と影のグラデーションを生み出し、より建築的な印象を与えます。
ファブリックのしなやかさを残しながらも、構造的でシャープな空間をつくり出します。
生地の質感
ロールスクリーンとバーチカルブラインドは、どちらもクリエーションバウマンならではの「織りの技術」と「素材感の良さ」によって、一般的な製品とは一線を画しています。
1. 織りと素材の美しさ
ロールスクリーン:

経糸と緯糸に異なる糸の撚りを採用することで、奥行きのある表情を再現している生地、
また生地の透け感によって外光の取り入れ具合が変わり、空間全体の雰囲気を自在に演出できます。
また、表は霜降り調・裏はマットな質感に仕上げ、表裏で異なる織り感や手触りを実現した、リバーシブルのロールスクリーンもあります。
バーチカルブラインド:

従来の製品では大きな1枚の生地を裁断してスラットを作りますが、CBJでは、羽根(スラット)ごとに127mm幅で一本一本織る技術を開発しました。
これにより、たわみやゆがみを抑えながら、安定感のある美しいラインを実現しています。
2. 素材の表情と風合い
ロールスクリーン:

リネンのような自然な風合いや、和紙のような不織布素材など、さまざまな質感のラインナップを展開しています。
光の透け感・反射・吸収をすべて計算した素材設計が特徴です。
バーチカルブラインド:

ロールスクリーンと同様に、リネンのような自然な風合いや素材などの生地を採用しているため、同空間内でのコーディネート性も高いのが特徴です。
最新のデジタルプリンターを用いて、陰影のあるグラデーションカラーを表現したモデルもあります。
3. 機能性ファブリックとしての性能

ロールスクリーン・バーチカルブラインド 共に、遮熱・遮光・吸音・防炎などの性能を兼ね備えた多機能性ファブリックを用いることで、空間の温熱環境や音響環境をコントロールする性能を持ちます。
遮熱機能については、天体望遠鏡の鏡に用いられている、紫外線や熱を反射させる「アルミニウム蒸着技術」をファブリックに応用することで、快適性と省エネルギー性も高めています。
バーチカルブラインドについては、スラットを回転させるだけで、太陽光の量や方向をきめ細かくコントロールでき、建築的な光のデザインを実現します。
4. デザインの多様性と印象
ロールスクリーン:

緻密な色や柄によるプリント表現も豊富で、アートのように壁面を飾ることができます。
美観と機能の両立を重視しており、音響調整・防炎・抗菌といった多機能性を保持しつつも、デザイン性を損なわない設計です。
また、カーテン生地と同一素材でのコーディネートが可能です。シンプルな構造ながらも、空間全体に統一感を与えます。
スイス本社のデザイン哲学に基づき、自然光と調和する豊かなカラーパレットが採用されています。
バーチカルブラインド:

透過性が高いタイプから遮光性の高いタイプまで揃えており、無地・柄・レーザーカット・デジタルプリントなど幅広い選択肢をご用意しています。
曲線のない直線的なスラット構造により、ファブリックのやわらかさと構築的なラインを両立させ、ホテル・美術館・オフィスなど、空間デザインと一体化する提案が可能です。
また、光の方向や角度を変えることで、空間に動きを生み出すデザイン構造を持っています。
さらに、カーテン生地とのコーディネートが可能で、特に「LORD」および「LORDIN」シリーズが対応しています。空間に一体感を持たせやすいデザインです。
設置場所
ロールスクリーンとバーチカルブラインドは、共に住宅から商業施設、オフィス、ホテルまで幅広く採用されていますが、設置の目的と適性範囲には明確な違いがあります。
ここでは、それぞれの理想的な設置シーンと、空間ごとの特性を比較します。
1. 大開口・吹抜窓での対応力
設置場所:

大開口窓(最大横幅 2,700mm)では、カーテンのように溜まりが発生せず、上部にすっきりと収まる構造に。
吹き抜けや小窓には、電動のロールスクリーンを設置することで、複数窓をリモコンで一斉操作し、採光を効率的に調整できます。
バーチカルブラインド:

大開口窓では、2台のブラインド(最大横幅 11,600mm = 手動 5,800mm × 2)を突き合わせてスラットをオーバーラップさせることで、隙間なく設置できます。
吹抜窓にも対応し、Suez・Spectra・Iroloシリーズでは高さ6,000mmまで設置が可能です。
2. 小窓や間仕切りとしての活用
ロールスクリーン:

腰窓・小窓・キッチンなど、溜まりを作らずコンパクトに納めたい場所に最適です。
また、生活空間(キッチンカウンター上の間仕切りや、洗剤置き場などの目隠しとして)にも使用され、空間をすっきりと整えます。
バーチカルブラインド:

掃出窓やリビング・ダイニングの間仕切りとして活用され、裾チェーンがないため通り抜けがしやすい構造です。
開閉せずに空間を行き来でき、オープンプランの住空間にも最適です。
3. 多様な設置手段と応用性
ロールスクリーン:

スティフナ加工により生地が安定しており、天井装飾などの用途にもアレンジ可能です。
たとえば、建築照明と組み合わせて空間全体を演出することもできます。
バーチカルブラインド:

傾斜窓・台形窓など特殊な形状にも柔軟に対応できます。
裾チェーンがなく、人の通り抜けを妨げないため、間仕切りや目隠しとして活用可能です。
洗濯・メンテナンス
ロールスクリーンとバーチカルブラインドは、どちらも高品質なファブリックで構成されていますが、メンテナンス方法と耐久性には明確な違いがあります。
住宅・商業施設・オフィスなど、設置後の運用を考える上で重要な要素です。
手入れの基本と日常メンテナンス
ロールスクリーン:
水洗いやクリーニングには対応していません。
日々の手入れは埃を落とす程度のメンテナンスで十分です。
表面が滑らかで静電気が起きにくく、ホコリの付着を抑える設計になっています。
バーチカルブラインド:
洗濯・クリーニングのどちらにも対応しています。
日常の埃落としに加え、専門のクリーニング業者によるクリーニングも推奨されます。
また、スラット1枚ごとの取り外しが簡単で、汚れた部分だけを個別に洗濯できます。
スラット単位で購入・交換も可能なため、長期利用にも向きます。
電動モデル
クリエーションバウマンでは、ロールスクリーン・バーチカルブラインドの両方に電動仕様を用意しています。
静音性・操作性・施工性の観点からも、BtoB・住宅双方で導入が進んでいます。
1. 駆動方式と制御技術
ロールスクリーン:
NASNOS社の電動ロールを採用しており、静音設計によって動作音35dBという低騒音を実現。「FM波(特定小電力無線)を使うリモコン」を採用しているため、障害物に強く、通信距離が長く、ノイズにも強いのが特徴です。
最大製作サイズは、電動仕様で W 2,700mm × H 3,600mm。大開口でも安定した動作と均一な巻き上げを実現します。
バーチカルブラインド:
電動仕様は、吹抜窓や大開口窓の設計で多く採用されています。
片開きで、最大 W4,000×H4,000mm、Suez・Spectra・Iroloシリーズでは H6,000mm まで対応しているため、高さのある空間にも美しく納まります。
両開きの場合は、最大W8,000mm(4,000mm × 2台)まで設置可能で、2台の継ぎ目を感じさせない美しい連続性を実現しています。リモコンでの一斉操作も可能です。
いずれも、複数台の一括操作が可能で、住宅だけでなくオフィス・商業施設などの空間にも最適です。
NASNOSの静音性能については、NASNOS社 公式サイト を参照ください。



