アルバ ハウス（スイス）

Starting Point
スイスの設計事務所ヘルツォーク・アンド・ド・ムーロン（Herzog & de Meuron）が設計に携わり、2019年に建てられたアルバ ハウス（The Alba Haus）は、特に持続可能なデザインや、使用済みのテキスタイルを再利用するというコンセプトで注目されました。ここには、フードコート、カフェ、小売店、サービス、そして質の高いデイケアセンターが揃い、1階は近隣住民の賑やかな集いの場となっています。
地下室には200台の自転車が保管されて、自転車通勤ができるようシャワーも完備しています。エコロジー、美学、革新が完璧に融合されています。

Solution
アルバ ハウスのテキスタイルデザインでは、入口のエリアでは、重厚感のある赤いベロアのカーテン生地「VELOS（べロス）」が印象的なアクセントとなり、訪問者を温かく迎え入れます。1階では、イベントスペースの音響を遮断するために吸音効果の高い生地「SPORT（スポルト）」に当社独自の遮音材を組み込んで仕立てた遮音カーテン「ACOUSTIC DIVIDER VARIO（アコースティック・ディバイダー・バリオ）」が設置されました。また、特に注目すべきは、使用済みで廃棄されるはずだったテキスタイルの持続可能な再利用です。レースカーテンは、いくつかの廃番となった生地を利用し天蓋やドレープなど、クリエイティブな演出がされ、華やかに空間の価値効果を高め、軽やかさを与えています。ヘルツォーク＆ド・ムーロンはCASA TESSUTIとともにカーテンの選択をプランニングし、KREN Architekturが実装を担当しました。