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Object
Rabobank, London, UK
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Concept
ID:SR Sheppard Robson, London, UK sheppardrobson.com
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Photos
Interior photography: Office Curator
Exterior photography: Max Brook
Starting Point
ラボバンクは、オランダを本拠地とする協同組合型の銀行です。今回、ロンドンにあるオフィスの拡張にあたり、新しいオフィスのコンセプトは、ラボバンクのブランドイメージや国際的な協同組合としての将来ビジョンを反映するものであると同時に、現代的な働き方に対応し、意欲的なサステナビリティ(持続可能性)の目標を実現するものでした。特に重視されたのが、「Gather Space(ギャザースペース)」と呼ばれる中央のエリアです。ここはチームミーティングや共同作業のための空間として設計され、使いやすさと音響面の両方において、細部まで丁寧に計画されました。
Solution
多機能な用途が求められる「Gather Space(ギャザースペース)」において、音響的な遮断性を確保するために、デザインスタジオID:SRは革新的な音響カーテンシステム《ACOUSTIC DIVIDER VARIO(アコースティック・ディバイダー・バリオ》を採用しました。柔軟なソリューションとして、最大23デシベルの遮音性能を実現し、キッチンやオープンプランオフィスといった隣接空間からの音を効果的に遮ります。加えて、透過性のあるカーテンファブリック《CORFU(コルフ)》を用いることで、優雅な曲線を描く空間構成を実現。視覚的にも印象的で、機能性にも優れたデザインに仕上がっています。この空間は、ラボバンクの企業文化を体現するとともに、柔軟な働き方を支え、持続可能な素材を随所に取り入れた、インスピレーションあふれるワークプレイスとなっています。
ID:SRの設計チームにとって、《ACOUSTIC DIVIDER VARIO》は機能性とデザイン性の両面で新たな可能性を切り拓く魅力的なソリューションとなりました。
«「《ACOUSTIC DIVIDER VARIO》を使って空間をデザインすることで、音の問題にもきちんと対応できて、より柔軟で使いやすい空間に仕上がりました。カーテンを使うことで、スペースに柔軟性が生まれるので、将来的に使う人たちにもきっと便利だと感じてもらえると思います。この《ACOUSTIC DIVIDER VARIO》はしっかりした厚みのあるカーテンで、音をしっかり遮ってくれるだけじゃなく、空間全体に個性をプラスしてくれるんです。見た目にもアクセントになりますし、雰囲気づくりにも一役買ってくれます。機能性とデザイン性の両方を大事にしたいプロジェクトには、本当にぴったりのアイテムですね。空間の居心地も、使う人の体験も、ぐっとレベルアップします。」»
— ID:SR Architecture